良くある質問にお答えします。

良くある質問にお答えします。

顯法寺に多く寄せられるご質問についてご紹介しています。顯法寺に関するご質問から、日蓮宗に関するご質問まで、さまざまな疑問にお答えしておりますので、不思議に思ったことやどうしたら良いか悩まれた際はどうぞお気軽にご相談下さい。

良くある質問にお答えします。一覧

 
日蓮宗というのは、他の宗派とどうちがうのですか?

日蓮宗も、他の仏教の諸宗派と同じく、お釈迦様の教えを伝えるものということに変わりはありません。宗祖は日蓮聖人です。立教は慶長5年(1253年)といいますから、鎌倉時代、当時日蓮聖人は32歳でした。法華経こそが世界最高の教えであり、これを広めることを第一としています。「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」というのを聞いたことがありますが、これを唱えることがまさに修行となっています。日蓮聖人が残されたお手紙の『開目抄』には「我 日本の柱とならむ。我 日本の眼目とならむ。我 日本の大船とならむ。」という日蓮聖人の言葉から伺えるように一個人だけではなく、国全体も救済する、という気持ちが強く伺えます。

 
実家が何宗かわからないのですが、どうしたらいいですか?

ご実家の宗旨・宗派がわからないというお話を聞くことはよくあります。一番はお付き合いされていたお寺に聞いてみていただくのがよろしいかと思います。それが出来ない場合、仏壇を見ればある程度はわかります。日蓮宗の場合、「南無妙法蓮華経」のお題目を書いた掛け軸が中央にかかっています。

 
『南無妙法蓮華経』とはどういう意味でしょうか?

『南無妙法蓮華経』とは、妙法蓮華経に帰依する、という意味です。日蓮宗は多くの経典の中で法華経を一番大切にしています。この法華経には、お釈迦様の本当の心があらわされており、すべてのお経が含まれた、いわば集大成のものです。これを唱えることが大切な修行です。ぜひ、唱えてみて下さい。『南無妙法蓮華経』

 
日蓮宗の総本山はどこですか?

山梨県にある身延山久遠寺「正式には身延山妙法華院久遠寺」です。総本山である久遠寺は日蓮宗の信仰上の中心場所です。身延山は桜がとても綺麗な山里であります。私自身も4年間修業させて頂いた場所でもあります。

 
なぜ仏教には色々な宗派があるのですか?

お釈迦さまがお亡くなりになられたあと、多くの弟子たちが教えを守り、後世に残すため経典を編纂しました。
その教えは広く深いものでしたので、経典の数も膨大になり、その中で何を最も大切にするか、という考え方の違いから様々な宗派が生まれました。

 
日蓮宗の信徒ですが、他宗の寺院や神社へお参りしてもいいのでしょうか?

問題ありません。法華経の教えは、すべてを包み込む教えです。 日蓮聖人が表された「大曼荼羅御本尊」には、他宗の開祖や神々の名前も書かれています。
ただし、その中心はお題目です。お題目が信仰の中心であることを忘れず、ご参拝ください。

 
お塔婆(とうば)の由来って?

今から約2500年前、お釈迦様のお墓として古代インド語で「塔」を意味するストゥーパが建てられました。
お釈迦様が亡くなられた時、この塔を建てて供養したのが「お塔婆」の始まりといわれています。
仏教伝来に伴ってストゥーパも五重塔などいろいろ形を変化しながら、現在のお塔婆の形になったのです。

 
お塔婆は、誰が、いつ、誰のために建てるものなのですか?

法事の施主が、故人のために、ご命日(年回忌)、そして春秋のお彼岸、お盆、お施餓鬼等の際に建てるものです。
施主でなくとも、志のある方には建てることをおすすめします。
ご自身のご先祖様の供養のために志す事が多いようですが、友人やお世話になった方、また有縁の方、そして無縁の方にもたむけて、善行を積まれるとよいでしょう。