宗門聖日
宗門聖日(しゅうもんせいじつ)は、日蓮宗の大切な日として皆でお寺にお参りします。
下記は現段階の当山での宗門聖日となります。
※今後お寺の行事として聖日日が増えることがあります。
春(3~5月)
3月21日春季彼岸会(しゅんきひがんえ)[春分の日のズレにより日にち前後有]
彼岸会とは毎年3月と9月に2回行われる仏教行事で、俗世である此岸(しがん)は煩悩(ぼんのう)と呼ばれる苦しみに縛られた世界のことをいい、彼岸は此岸とは対極にその苦しみから脱し心穏やかで争いのない仏さまの世界を言います。此岸から彼岸にご先祖様や私たち自身の心を導くために行われる供養祭のことを指します。
4月8日釈尊御降誕会(しゃくそんごこうたんえ)正式には灌仏会(かんぶつえ)
釈尊御降誕会はお釈迦さまが釈迦族の第16王子として、今からおよそ2500年前の4月8日にお生まれになった聖日に毎年お祝いする誕生祭のことを言います。
一般的に「花まつり」という名称で親しまれ、お釈迦様がお生まれになった際に天より甘露の雨を降らしたという伝説から全国的に甘茶を飲む習慣があります。またその甘茶をお釈迦さまの立像(りゅうぞう)にかけることにより心身の様々な痛みを取り、また万病にも効能があるとして日本においては古来より伝統行事として盛大に執り行われます。
当山では現在毎年4月の第1日曜日に執り行われます。
夏(6~8月)
8月16日盂蘭盆会(うらぼんえ)
仏教行事の中でも七月または八月に行われる盂蘭盆会は、彼岸会(ひがんえ)と並んで特に盛んに行われており、この日にお寺へ参詣する人も多くなります。
盂蘭盆会は彼岸会と同様、主に先祖供養のための行事ととらえられていますが、彼岸会とは大きく違うところがあります。それは、彼岸会では先祖の霊魂を彼岸に到らせようという想いが強いのに対し、盂蘭盆会では家に帰ってきた先祖の霊魂をもてなす意味合いが濃くなっている点です。
そしてこの「先祖が家に帰って来る」という部分が、帰郷の強い動機になっているのでしょう。しかし仏教には元々こうした教えはなく、日本古来の習俗に由来するものです。
当山では現在諸事情により8月13日以降の土曜日に盂蘭盆会を開催しております。
重ねて過去に永代供養なされた霊位の為に盂蘭盆会同日の13時より顕法寺納骨堂永代供養塔前で永代供養法要を併せて執り行います。
秋(9~11月)
9月23日秋季彼岸会(しゅうきひがんえ)[秋分の日のズレにより日にち前後有]
上記春季彼岸会でもお話ししたことに追従する形となりますが、ご先祖様を敬い、亡き人に供養を捧げる善行を積む仏道修行の期間となります。
10月13日お会式正当法要(おえしきしょうとうほうよう)
普段私たちが平穏な生活を送れることはご先祖様及び日蓮大聖人の恩恵によるものであり、その恩恵に「報恩感謝」の気持ちを込めて催されるのが「お会式」と呼ばれます。お会式は日蓮大聖人の御命日である10月13日に執り行われるお寺が多いですが、地域性により10月上旬~11月下旬の最長二か月間に渡るところもあります。各寺院同士の歴史的関係性や住職同士の兼ね合いによりお互いに日にちをずらし重ならないようにするため、二か月と長期に渡ることになります。またこのお会式で各寺院の住職を呼んだり呼ばれたりすることで、お互いに情報交換やコミュニケーションを図ることにより将来的な寺院の発展、住職や開催場所に来られる参拝客のスキルアップへと繋がっていくとても貴重な行事になります。
当山のお会式は現在11月第2土曜日に顕法寺本堂において開催されます。
冬(12~2月)
2月3日節分追儺式(せつぶんついなしき)
令和7年度顕法寺年間行事予定表
2/1 | 節分会 11時より 顕法寺本堂 |
3/20 | 春季 彼岸会 11時より 顕法寺本堂 |
8/16 | 盂 蘭 盆 会 11時より 顕法寺本堂 永代供養法要 正午より 顕法寺納骨堂 |
9/23 | 秋季 彼岸会 11時より 顕法寺本堂 |
11/8 | お会式 お 説 教 10時より 顕法寺本堂 お会式正当法要 11時半より 顕法寺本堂 終了後 お斎及びビンゴ大会 |